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iMovie から FinalCutPRO、そして Premiere PRO へ

投稿日:2021-01-06 更新日:

動画編集を始めるにあたり、どの動画編集ソフトを使ったら良いのか、と迷う人もいるかと思う。こっちがいい、あれがいいと勧めてくれるサイトや動画もたくさんある。

私の場合は iMovie から FinalCutPRO、そして Adobe Premiere PRO に落ち着いた。

●iMovie

Macintoshを買えば、iMovieという無料のアプリケーションが入っていて、初めてでもすぐに簡単な動画編集ができるようになっている。私は初心者なのだから、これで十分だと思っていた。そして苦労して少しづつ覚えながら、YouTubeに6本の動画を投稿した。

入門用としては充分だと思う。カット編集をして、タイトルとテロップを入れ、誰でも簡単にそれなりの動画を仕上げることができる。

だが、ほんの少し、その枠からはみ出そうとすると、全く使いづらい。テロップの位置をちょっとずらすことさえできない。自動化の部分が多すぎて思い通りに動いてくれない。慣れれば慣れるほど、私の不満はどんどん募っていった。

●Final Cut PRO

Final Cut PROは Apple 純正のプロ仕様のソフトだ。値段は36.800円。とても初心者には手の出ない金額だ。私は全く使う気がなかったが、iMovieへの不満はピークに達した。

そんなとき、90日無料トライアルの通知が来た。ちょっとだけ使ってみよう。90日だけ使ってみよう。その後どうするかは3ヶ月の間に考えよう。

私の動画編集はいきなり快適になった。純正ソフトだからMacintoshとの相性はぴったりだ。iMovieと同じ血統だから、すぐに慣れた。プロ仕様だから使うのが難しいかというと、むしろ逆だ。iMovieよりはかなり使いやすい、というのが率直な感想だ。

Final Cut PROに移行して、動画の制作時間はかなり短縮され、クオリティも上がったように思える。Macintoshを使っているならば、選択肢は一つ、Final Cut PROだ。

不満があるとすれば、やはり自動化の枠に縛られているという感じがある。もっとも、それは私が使いこなすところまで行く前に、Adobe Premiere PRO に乗り換えてしまったからであろう。

●Adobe Premiere PRO

結局私はAdobe Premiere PRO に乗り換えた。その理由は、Final Cut PROに不満があるからではない。

動画編集に少し慣れると、今度はサムネイルなども懲りたくなる。最初の頃は、動画のタイトル部分のスクリーンショットをそのままサムネイルにしたりしていた。チャンネルアートなども、少しはまともにしたい。それに、先々には別に作ったイラストや装飾なども動画に取り込みたい。

私は、無料の画像編集ソフトやベクターソフトをいくつか試してみた。そこで、大きな壁に阻まれ、時間だけが過ぎた。その壁とは、私がかつてAdobe illustrator と photoshop をプロとして使い込んでいたことにある。その、概念や操作方法が骨の髄まで染み付いている。であるから、ちょっと簡単なことをするにも流儀の違いにいちいちイライラさせられ先に進めないのだ。

Final Cut PROの時と同じ様に、illustratorもトライアルで使ってみようか、などと考えたが、それではまた同様に、一度使えば前には戻れないことがわかっている。お金もさらにかかる。私は途方に暮れた。

そんなとき、AdobeがCreative Cloudの割引プランを通知してきた。これで、私のもっとも得意なAdobe illustratorが、手に入る。私は真剣に契約を考えた。まてよ、どうせならば、コンプリートプランにすれば、他のアプリケーションも使え、Premiere PRO に乗り換えれば、Final Cut PROを買わずに済む。

こうして私はAdobe Premiere PROに乗り換えた。

●結論(Macintoshの場合に限る)

個人的に簡単な動画を作るなら iMovie

YouTubeなど、一般公開するなら FinalCutPRO

他のAdobeソフトも使いたいなら Adobe Premiere PRO

と、いったところだろうか。

FinalCutPRO よりも Adobe Premiere PRO のほうが高機能で、プロはPremiereを使った方が良い、という意見もある。今のところ私のレベルではそこまでの機能は必要がないし、違いもよくわかっていないというところだ。

Premiere PROは敷居が高く、一つの動画をまとも(まだまともとはいえないか)に制作するまで本当に苦労した。タイムラインがつかい辛く、パネルの扱いが煩雑でわけがわからなくなる。動画の制作が一時停滞したのはそのためだ。ユーザーインターフェイスの良い FinalCutPRO に戻りたい衝動に何度も駆られた。

だが、少し慣れてきた今、Premiere PRO の良さがわかりつつある。カット編集は格段にやりやすくなった。機能が細分化されていて FinalCutPRO よりも自由度が高く、慣れれば慣れるほど使いやすくなっていく印象だ。

ところで、私が最も得意とするAdobe illustratorだが、長いブランクの間にすっかり肥大化し複雑化し自動化されていて、使いこなすというところには程遠いのが現状だ。

私の最も好きなバージョンは3.5Jである。

 

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