某月某日
私は MacBook PRO を手に入れた。
消費増税から始まった不況の加速は、オリンピックで拍車がかかり、コロナウイルスで一気に悪化した。現在の仕事ではこの先食えない、と、思った時に反撃に転じる武器としてMacintoshを選んだ。
私のMac歴は長い。会社でも、プライベートでもMacintoshを使いこなし、他のユーザーから何かと相談を受けるほど精通していた時代もあった。だが、近年は、メールとネットサーフィンをするくらいで、すっかり時代から取り残されていた。ずっと使っていた iMac2009 の寿命が尽きたのを機に、思い切って MacBook PRO を手に入れた。「買った」というよりも「ついに手に入れた」という感じである。
浦島太郎に例えるのは大袈裟だが、時代遅れの人間がいきなり最新型を手に入れた時の驚きと戸惑いを想像していただけるであろうか?まず、とにかく驚いたのは、画面が綺麗だということだ。そして、重いはずの処理が軽い。
intelのCore 2 Duoから8コアIntel Core i9に一気にジャンプしたのだからあたりまえなのだが、単純に感動してしまう。
実は購入の際、当時新型が出たばかりの13inchとどちらを買うか、悩みに悩んだ。携帯性とコストを考えたら13inch。グラフィック系の仕事に使うのなら16inchである。
結局後者を選んだが、現在動画編集など始めたことを考えれば、この選択は正解だった。
OSXも El capitan から Catalina にジャンプした。古くからのユーザーから言わせて貰えば、今のMacOSにはしっくりこないところがある。他のOSと比べて、ではなく、古いMacOSと比べ、年々使いづらくなっていくという感がある。便利になったのではなく、余計なものが増えた、という印象だ。新しいものについていけないだけなのだ、と言われればそれまでだが、私はすでにそういう歳であり、新しいものが必ずしも良いものではないというひねくれた考えの持ち主でもある。
とはいえ、一昔前のスーパーコンピュータが自宅にあるのだから、自分次第ではかなりのことができるのではないか。
先の見えない時代に、MacBook PROはそんな希望を与えてくれる。
ちなみに、私の最も好きなMacOSは 7.5.3 である。
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